WORKS

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DEAD KENNEDYS CLOTHING

『my uncle(ぼくのおじさん)』









現在68歳の叔父さんは僕の母の弟で、高校時代は短ラン&ボンタン&リーゼント姿(4部杜王町の世界線)で応援団長を務める不良だったらしいけれど、下関の大学を出たあとは上京し、ひとりで会社を立ち上げ、カラオケ付きの居酒屋チェーン店を経営していた。僕が受験のために上京したときは浦和の豪邸に泊めてもらった。新宿2丁目や歌舞伎町へ何度か飲みに連れて行ってくれたりもした。その後、飲食店が下火になり、現在は地元の熊本県・八代市に戻ってゴミ回収の会社を運営しながら、自らもトラックを走らせている。みたいな人間の生き様が映る洋服を作りたいと、ブランドを立ち上げたときから今もずっと思っている。今回の帰省に合わせて叔父さんと約束をして、八代市にある1958年創業の古い古いキャバレー(日本に現存するキャバレーはこの1軒らしい)でスタイリングを施し、撮影した。グレーフランネルのスーツがとても良く似合っていた。その夜、撮影を誰よりも楽しんでいたのは叔父さん自身だった。

NEJIによるブランド・DEAD KENNEDYS CLOTHINGが展開するのはNEJIの妄想を形にしたエレガントでエキセントリックでパーソナルなドレスアイテム群。クラシックとは赤の他人であり、洋服を着るのは紛れもなく自分自身である。

【STUDY No.32 my uncle】 

MODEL :

YUTAKA TAKAYAMA

PHOTOGRAPHY :

NEJI

STYLING/DIRECTION :

NEJI

2026.01.22