NE JI ブログ

『ストレンジ・ビューティー』

ってことで、ストレンジ・ビューティー。

 

イベントの詳細は他の記事を参照していただくとして、DEAD KENNEDYS CLOTHINGのアイテムをリリースするのはとても久しぶり、2024年末以来のことです。ブランドの運営自体を諦めた、と思われても仕方がないくらい(2025年3月にはバイヤー向けの展示会を開いたりはしていましたよ)、傍から見ると「まだやってる?活動休止した?」ってくらいのペース配分。まるで、街角にある、営業してるんだかどうだか分からない定食屋みたい。たまに看板が出ているのを見つけて「あ、まだやってるんだ」的な。まぁ、DKCには店構えすらも無いわけので、店主がぼんやりしてるとあっという間にその存在自体が忘却の彼方へ。おごれるものは久しからず、おごらなくても久しからず。弱者もまた、必衰。というわけで、まずはこのブログを読んでくださっている方が一人でもいる、心の片隅にNEJIの存在がある、それだけで僕は嬉しいのです。

 

イベント「ストレンジ・ビューティー」は8月9日(土)から高円寺・Bon Vieuxで開催します。NEJIの出番は8月16日(土)、17日(日)の2日間を予定していますが、もしかすると8月10日(日)、8月11日(月祝)あたりにも単発で出店できるかもしれません。というのも、実はイベントで販売するアイテムが明日・8月7日(木)に納品予定。あさって8月8日(金)にイメージルックを撮影して、8月9日(土)以降に検品や出店準備を進めていくという、緊迫したスケジュール次第。なんという綱渡り、なんという自転車操業、なんという個人事業。まぁ、でも、システマチックに運営していない分だけ、DKCのアイテムは腹の底からNEIJしてるんだよな。と、前向きに捉えてくださる皆様に支えられながら、僕は深夜4:13にこのブログを書いているわけです。きのうは朝まで仲間と酒に溺れていたので(24時間前、まだ中目黒で飲んでたな)一日のすべてが後ろ倒しになってしまいました。しかし。あと数時間したら、新コレクションが詰まった段ボールが到着予定です。結局、僕自身が箱の中身をとても楽しみにしていたりするんです。

 

 

NEJI 鶴田

2025.08.07

NE JI ブログ

『飲み過ぎてます、』

飲み過ぎてます、最近は。

 

なんか、こういう流れって続くときは続くもんで、人に会う予定が出来ると待ち合わせ場所が半・必然的に酒場となってしまう。会う人は服屋だったりデザイナーだったりキュレーターだったりモデルだったりフォトグラファーだったり元同僚だったり実にバラバラなんですけど、会合のロケーションが酒場なのは普段から自分が「私は愚かな酒飲みです」と言い散らかしているせいなのかもしれないし、類が友を呼んで、NEJIの周りに集まってくる人々がもれなく酒飲みであるせいなのかもしれない。

 

いずれにしても、日が高いうちから始めたり、朝まで休まず飲み続けたり(何年かぶりにカラオケまで行ってしまった)、終電を逃してタクシーで帰ったりというケースが、連日というかもはや毎日のことになってしまった。楽しい一方、ふとした瞬間にヘトヘトしたりするから、なんとなく節制したいような気にもなるんだけど、会いたい人に会える時間はどっちみち限られているので、今んところ限るつもりがない。この14日間で13日は酒場にいるような気がする。とりあえず、今日は久しぶりに昼寝した。

 

 

NEJI 鶴田

2025.07.15

NE JI ブログ

『喪失』

前回、本ブログを更新したのは2025年の2月上旬だったらしい。早いもので、いつの間にか4か月も経っていました。その間、NEJIは何をやっていたかというと、なんかバタバタとしていました。いや、忙し自慢みたいなことではなく、単純に振り回されていました。誰に?って、NEJIに。僕の頭の中は相変わらずの「とっ散らかり」具合。むやみに思いついては、新たなことを触り始め、そもそも予定していたことが本末転倒に堕していくという悪循環の本領発揮。で、気づいたら4か月も経っていました。まるで記憶喪失みたい。

 

じゃあ、今回のブログで何か特別な報告があるのかというと、そうでもありません。新たな企画を進めている最中ですが、その話はまたそのうちに。昨日、青森から美味しいパンが届いたので、今夜は「韓国風の煮込み(ほぼスープ)」と「ヤンニョムチキン」を作りました。ちょっと酸味があるルヴァン種のカンパーニュと野菜を大量にぶち込んだスープの相性は、とても良い。

 

それでは、また。

 

 

NEJI 鶴田

2025.06.07

NE JI ブログ

『帰省』

地元・熊本に帰省しています。親元でしばらく仕事をしてみようと思ったからです。

 

僕の実家は熊本県の八代市(やつしろし)というところにあり、一応、県内では第二の都市ということになっているけれど、はっきり言って田舎です。僕が住んでいた30年前まで多少は賑わっていたアーケード商店街も、今や閉店シャッターの嵐。人口も年々減少しているようです。実家の周りをぶらぶらと散歩してみたところ、枯れていく街並み&変わらない風景がそこかしこに雑然と転がっていました。衰退の一途をたどる地方都市にいながらでも東京の仕事がそれなりにできるんだから、随分と便利な時代になったものです。

 

ともかく、僕はフリーランスになったタイミングで「今しかできないこと」をやろうと決めていたので、この帰省もある意味ではそういうこと。自宅に居ながら(いずれは巣立っていく)少年~青年期の娘・息子と時間を過ごす、実家に居ながら(いずれは旅立っていく)両親と時間を過ごす。ある意味ではどちらも「今しかできないこと」。カッコいいファッションの仕事だけでなく、そういった「当たり前」の中にも「今」が凝縮されているんだと思うようになったのは、僕自身が年を重ねたせいでしょうか?限りある時間の中で、僕は出来うる限り自らの生(せい)に執着したい。ぼんやりと生きてきた学生時代の反動が、今頃になってNEJIを激しく強く回転させているのかもしれません。「今」は待ってくれないのです。

 

 

 

NEJI 鶴田

2025.02.11

NE JI ブログ

『帰京』

2025年最初のイベント「大阪の陣」と「文学フリマ京都9」を終えて、NEJIは無事に帰京しました。

 

以前に少しだけ関わっていたブランド「Out Of Trad」のポップアップを含めると洋服屋として大阪へ出店するのは3回目だったのですが、それに比べて「文学フリマ」。約900のブースが軒を連ねる会場で、まるっきりのストレンジャー(よそ者)みたいにふらふらと搬入&販売する時間は僕にとって非常にフレッシュな体験でした。洋服屋を25年以上もやっていると、ベテラン選手の気分に浸ってしまいがちなのですが、文学界におけるNEJIはルーキーどころか、新弟子検査すらも合格していない丸っきりのペーペー。長い年月の中で自分が何かを成し遂げてきたとか、何者かであるとか、そんな勘違いをしないためにもアウェイ環境にあっさりと身を置くことはとっても重要なのだと再確認しました。いつでも失敗できる、という心構えで新しいことに挑戦する。なんと素晴らしい時間の過ごし方なのでしょうか!NEJIは2025年もたくさん失敗していく所存です。

 

さて、そんな所信とは裏腹に「文学フリマ京都9」では嬉しい来客に恵まれました。初めましての方もお久しぶりの方も想定外の更に外の方も、「ともすれば、1冊も売れないんじゃないか」という僕の事前予想を大きく裏切る形で皆様にお会いできて、心より感謝しています。「いつも見ています」と言って下さる方、5年ぶりに会った友人、ファッション業界の大先輩、共通の知人を介した(しかし実際にはほぼ初対面の)デザイナー、京都でのすべての出会いがこれまでの僕の人生に張り巡らせられた伏線を回収しているかのようにも一瞬思えました。しかし、現実は小説じゃない。プロットやラストシーンを想定して逆算するような生き方は(よほど器用でない限り)不可能で、むしろそんな人生は味気ない。実際には、一寸先が分からない闇の中でもがく姿を「どこかで誰かが見てくれている」だけだと思います。こちら側からそのウォッチャーの姿が視認できないのだとすれば、やはり重要なのは「あがき」そのもの。ふと、隣の席を見たら、僕が共同出店を誘った漫画家・電気こうたろう(超・内気な性格)が来場者に向かって一生懸命に声を出しながら「漫画作品ですー、よかったらどうぞー」と、あがいていました(彼の作品は僕よりもずっとたくさん売れました)。

 

そうそう、来客とは別で、今回僕が特に嬉しかったのは電ちゃんが(彼には「アンド・アイ・ラブ・ハー」の見本誌を事前に1冊渡してあったのですが)「サイコーだった、めちゃくちゃ良い小説だった!」と褒めてくれたこと。僕が大好きな作家が僕の作品を好き(ラブ)でいてくれることは、シンプルに嬉しい。そういった小さな喜びを胸に、目の前のことを生き抜いていきたいと誓った2025年1月でした。「ラブ」とは、僕らが想像しているよりも、ずっともっと小さなものなのかもしれません。

 

 

 

NEJI 鶴田

2025.01.22